スタッフよもやま話

お昼休みにスタッフ同士でお気に入りのブックデザインの話になりました。
その中でも特に盛り上がったのは
「全宇宙紙」編集/松岡正剛ほか 造本/杉浦康平 工作舎 1979年出版。

何やらブックデザインが素晴らしいとのこと。
どうしても気になる…ということで、
スタッフが本をオフィスにもってきてくれました。



なるほど、全宇宙誌というにふさわしい重厚感です。
画像のオリジナル版は透明ビニールに白インク印刷のカバーです。
後にカバーは紙にかわってしまったそうなので、こちらはとってもレア!



宇宙についての情報がぎっしり書かれてあります。

こだわりは他にも。本の小口(重なった紙の断面)が…
右にずらすとアンドロメダに。左にずらすと星座に。



出版から30年近くたった今もなお
この本の魅力があせてないことが驚きです。

続いては「人間人形時代」 稲垣 足穂 (著), 松岡 正剛 (編集) 1975年出版。
こちらの本も特徴的です。



表紙中心の穴がそのまま後ろまで貫通しています。
中のレイアウトをみていると不思議な感じですね。
こういう違和感がある本も刺激的で面白いです。



本の中身がこんな感じで
丸をよけたレイアウトになっています。
思い切ったデザインですね。

最後は「方圆故事」 作者/吕重华 2015年出版。
表紙は編まれたもので、堅いのかと思いきや、よくしなり、柔らかいです。



内容は、店の主人がお客さんに渡す納品書(?)だとか…
店の主人の自画像のイラスト付きなのがなんとも素敵!
ユーモアがありますね。



ページをめくっていて気づいたのですが、
何か後ろに透けているような感じがあります。
裏面が助けているのではなく、
実は1ページ1ページが山折りされた紙で、
折り部分をカッターで切ると中身が見えるようになっています。
(もったいなくて切れませんが…。)



本の左側は縦に三分割されていてすべて店主の顔が描かれたページです。
右側はもちろん、左側からも開けられて、さらにサイズの違う紙まで
綴じてある、贅沢で奇抜なブックデザインです。



こういった本は文字情報を載せるだけではない、
モノとしての面白さがありますね。
面白いブックデザインの本がまだまだたくさんありそうです。